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借り暮らしのアリエッティを観てきた

「借り暮らしのアリエッティ」を観てきました。
とても素朴な優しい映画でよかったです。
地元の空いた映画館で観たけど、レイトショーなのに子供も親と一緒に観に来ていて夏休みになったんだなと思った。

始まってすぐジブリっぽくない印象受けた。
色彩指定も保田さんじゃなくなってたし、まあそんなことわかるほどコアでないが。
でも草花が茂った庭が広がっていて、鼻に自然と土のにおいがしてよくわからんが泣きそうになりながら見続けた。

声優は10人程度で舞台となる世界はとても狭いし、ほんの一週間の話なんだけど
始まって終わるときには、それぞれが生きていくことに自分なりの確証を持っているのがよかった。
分かりやすい共生の結果に落ちつかなかったにしろ、共有したことに無駄はないのだと気づく。
神木くんの話し方がのろのろしてる印象はあったけど、意図的なのか、翔という少年の人柄や
これまで生きてきた様子がにじんでて観終わってみればよかったと思う。
それに小人にやさしく語りかけるようで、それもいい。
最後に翔がアリエッティに対し「僕の心臓の一部だ」って言うんだけど。
よくわからない言い回しなのにたくさんのことを抱いた言葉ですごく響いた。

小人の世界が舞台だから魔法は出ないし、魚の子が大波連れてくるわけでもなし
とりわけミニマルにミニマルに、シンプルで地味な世界なんだけど
小人の視点で世界を観るとそれだけで何周も魅力のあるものに変わって見える。
切手を絵にしていたり、小さいからポットから出てくるのは大きな水滴だし、鉛筆のキャップが花挿しになっていたり。
こんなに優しく、自分が生きている環境を捉えられるんだなあと大事に大事に観ていた。
自転車を降りて足で歩くようになると、想像している何倍ものことに気がつく。
生きるスピードも、スケールも、ゆっくり小さくするとこんなにも変わる。

映画版「リアリズムの宿」とか「メゾン・ド・ヒミコ」とかにある、
出会いやら共同生活やら行きずりやらに流れてる日本映画的な情緒って大好きなんだけど、
蛍みたいに見い出そうとしないと見えにくくて、すごく淡い。言葉にするとさらに弱くなる。
だから経験的に「分かる」ようになるまで歳がいる(「情緒」は歳によってより変わりやすい?)し、
人によっては「わかるひとはわかるんだよ」とか「これだから日本映画は」とか言われちゃうけど
特有の価値があるものだと思う。全くもって僕の感受性がどうとかいう意味じゃないし人によりけりなんだけど

http://twitter.com/allte/status/12489660181
http://twitter.com/allte/status/12490042573

手前みそなんですけど、僕はこう思っている。
見えてないだけで案外ぼんやりと光ってるものなのかもしれない。
小さい頃に交流をしたことや、昔に訪ねたどこかもわからない場所のこととか
人にはなんか小島みたいな光ってる思い出がぽつんとある気がして。
風呂上がりにアイス食べながら親と金曜ロードショーみたことや、自転車で一日中走り回った経験とか
いま同じことしても「あの頃の自分」で経験できないことというものがある。
ジブリの物語にはこういう一期一会の大事なことが詰まっていて、いつかふと思い出したときに
そのときのまま瑞々しく(観た僕にも、登場人物にさえも)残っている大切な出来事なんだなと思う。
分かりやすくいえば栄養なんだけど。
だから千尋はあの後きっと新しい学校でも大丈夫だろうし
翔もアリエッティもきっと大丈夫で、いつか夏に過ごしたことをお互い思い出すはずなのだ。
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