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ジョニとミシュの旅

授業が終わると、ジョニは久し振りに斎藤と飲みに行くことにした。
適当に駅前の安い居酒屋に入ると、生ビールで乾杯した。
お通しで出された煮物は少し干からびている。
斎藤は水のようにビールを飲む。ジョニはふつう。
学生の夜は長い、店の中は掃除機かけてるみたいにうるさかった。

最近なかなか知った顔に会わないので、就職活動の近況含めてお互いの話をする。
ジョニは多少企業を見て回ったが、結局専門学校に行くことにした。
内定をもらった斎藤は最近ひげを伸ばしている。
「ミシュのこと覚えてる」
店の中は相変わらずうるさくて、30分に一回は乾杯の声が聞こえてきた。
枝豆をつまんでいた斎藤は、懐かしい名前を聴いてこちらに向きなおる。
ぼんやり記憶をたどっている様子である。
「マカロニ食べてさ、ヒップホップな」
「なんだっけそれ」
「ミシュよく言ってたやつ」
含み笑いであーあーと頷いた。
「長いことあってないな、久し振りにその名前きいたよ」
なにもマカロニだけじゃない。
ジョニには些細なことのひとつひとつにミシュがぼんやり頭の片隅で再生され続けてきた。
いつもならすぐにかすんでいくそれが突然ジョニの隣からどかなくなってしまったのだ。
眼鏡、カメラ、派手なシャツ、言葉のひとつひとつ、しゃべり方。
ごろっとした塊になってジョニの右肩にもたれかかっている。

それから少しだけ昔の話をした。
突然大きな笑い声が隣から聞こえたので、驚いた斎藤とジョニはビールに口をつけるとそれから別の話をしてその日は帰った。
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